今日は病気のこと。




moroの家族と、ハンドメイドと。


川崎病って言うと

神奈川県川崎市の公害病だと思われる方もいるかと思いますが

川崎市は関係ありません。


川崎冨作先生という方が発見したので、この名がつきました。


4歳児以下の乳幼児にみられる

原因不明の病気。


全身の血管が炎症を起こす病気です。



こもたろは、ある日突然熱を出しました。

本当に、突然、です。


最初は38度くらいだったのですが

ぐんぐん上がっていき、41度にまで。

解熱剤は全然効きません。




川崎病の症状としては


1)5日以上続く高熱(38度以上)

2)手足の末端が赤く腫れる

3)両眼球結膜の充血(目ヤニは出ない)

4)口唇が赤くなり、イチゴ舌

5)皮膚の発疹

6)頸部リンパ節が腫れる


上記6つの症状のうち、5つ以上当てはまったら川崎病と診断されます。


そうです。

原因不明なので、これといった検査方法もないのです。


こもたろも、血液検査を行いましたが

消去法でやっていき、最終的には


「この可能性も、この可能性も全て陰性でした。なので恐らく川崎病でしょう。」


と言われました。




こもたろも、上記のように

moroの家族と、ハンドメイドと。

くっきり、境目から腫れあがる。




moroの家族と、ハンドメイドと。




moroの家族と、ハンドメイドと。

両目も充血、そしてイチゴ舌。


これは知らなかったのですが

看護師さんが教えてくれた特徴。

moroの家族と、ハンドメイドと。
診断された病院では入院設備がない為

大きな病院を紹介されました。


大きな病院へ行き

「川崎病かも」

と言ったところ、看護師さんがBCGの跡をすぐ確認していました。



本来、5日待って症状が出揃ってから治療を開始するそうですが

こもたろの場合、進行が非常に早く

発熱からわずか2日半で”5日以上の発熱”以外の症状が出揃ってしまいました。



入院してから、症状が出揃うのを待つはずだった当初の予定を早め

入院してすぐに治療が開始されました。



喉が渇いた時にだけ

弱々しく「あー・・・」と言うこもたろ。


それ以外はずっと寝ている状態でした。



先生には「非常に危険な状態」と宣告されました。




moroの家族と、ハンドメイドと。

1本250ml。


多くの皆様の献血でできた、血液製剤です。



あと、アスピリンというお薬の服用。




川崎病の恐ろしいところは

急性期もそうですが、その後。


発症から、1~3週間後

症状が落ち着いた頃に、約10~20%の確率で

冠動脈(心臓に通っている大きな血管)に瘤(コブ)が出来てしまいます。


瘤ができると、心筋梗塞のリスクが高くなります。



幸運にも

こもたろは心臓に後遺症はみられませんでした。



退院してからも、1年間

心エコーで通院しましたが、異常なし。


(この心エコーが毎回大暴れで大騒動だったのですよ・・・。

 今になって思えば、あー納得なのですが。)



こもたろは、たくさんの方々に救っていただきました。

感謝・・・





そして、怒涛のような2週間の入院生活から

わずか三ヵ月後。


今度はクループ症候群で入院。



喉頭が狭くなって、空気を充分に吸い込めなくなる症状。


moroの家族と、ハンドメイドと。


一般的には、犬のような鳴き声(犬吠様咳嗽)というらしいですね。


私にはオットセイにしか聞こえなかった(笑)。



moroの家族と、ハンドメイドと。




はぁーーーーっと落ち着いた頃

今度は別のことに頭を悩ませる日々。


moroの家族と、ハンドメイドと。

あれから一年後

診断がおりました。




今、一番心配なのは、

この先、歳を取っていって

心臓は大丈夫なのかってこと。




川崎病って、発見から40年経っていますが

未だに原因がわからない病気です。



川崎病にかかった子供が、大人になった時、
一度血管に炎症を起こした影響が

今後どうなるかはまだわかっていないそうです。






moroの家族と、ハンドメイドと。